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サービス一覧
かけつぎ
小さな穴や擦れ・キズなどは、「かけつぎ」という技術で修復いたします。共布(予備の生地や目立たない部分から取った生地)を利用したり、糸から生地組織を再生したりとできるだけ周囲の生地と馴染むように職人が丁寧に仕上げます。
あくまでも「修復」ですので、かけつぎをした部分が目立つ場合があります。新品同様になることはありません。かけつぎによる修復にこだわることなく柄足しや刺繍などでキズを隠すなど、着物の状態や作業時間・ご予算などを複合的に鑑み、修復方法をご提案いたします。
かけつぎ実例
![かけつぎ 作業前の生地 虫喰いの穴](../assets/images/service/kaketsugi-01.jpg)
![かけつぎ 作業途中の生地](../assets/images/service/kaketsugi-02.jpg)
![かけつぎ 作業後](../assets/images/service/kaketsugi-03.jpg)
- 【BEFORE】虫喰いの穴
- (作業途中)かけつぎ技術のひとつ、共布を使用し生地糸を差し込む方法
- 【AFTER】違和感のないよう仕上げます
洗い張り
着物を解いて反物の状態に戻して洗い、湯のしや伸子張りで反物の幅を整えます。洗い張りをすることで風合いを取り戻し、生地を蘇らせ、新たな着物として仕立て直すことができます。
![洗い張り](../assets/images/service/araibari.jpg)
アイロン仕上げ
着物専用のアイロンとアイロン台で、生地に負荷をかけないよう仕上げます。
ただし、アイロンだけで細かなシワを整え仕上げるわけではありません。綺麗にシワを取り除き、繊維をふっくらさせ蘇らせる下処理の一手間をかけたり、なかなか難しく技術を要する作業です。
![アイロン仕上げ](../assets/images/service/iron-01.jpg)
(実例)表生地が縮んで裏生地の比翼がでてしまっています。
表と裏のつり合いを確認し、手仕上げアイロンでバランスを整え調整します。
![アイロン仕上げ](../assets/images/service/iron-02.jpg)
シワはもちろん、最大の仕事はふっくらと寸法に合わせ、風合いを大切に仕上げます。